参院選きょう公示

 こんにちは。中日新聞西部専売店 鳥居新聞店です。

 梅雨の不安定な天候の中、体調を崩しがちですが皆さんお元気ですか?じんわりとした蒸し暑さで、すでに熱中症の危険がありますので、無理せず冷房をかけるなど対策をとってくださいね。

 連日、被災地の熊本を中心に、九州地方では梅雨の終わりのような豪雨災害に見舞われ、昨日時点で6人と被害が拡大しています。一方、関東地方では利根川水系の断水が始まったとのこと。狭い日本でもこれほど状況が違うのですから驚きますね。東海地方の梅雨もまだ暫く続きます。天候の悪い時に水辺などへは近づかないよう、ご注意ください。

 

 さて、今日の中日新聞。

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 本日 参議院選挙公示です。

 国民の意見を国政に届ける役割を担っている『参議院』。一時は、ねじれ国会といわれた衆参与野党逆転状況から、前回の参院選で自民公明の連立与党が参院の過半数を占めるようになり、多くの採決が取られてきました。解散の無い参議院にとって、3年ごとの選挙は国民の意見を直接国政に反映させるいい機会になります。また、今回の参院選は、新有権者(18・19歳)が投票できる初めての国政選挙になるため、関心は高く世代別投票率について注目が集まっている上に、新有権者の政治参画の意欲は比較的高いように見られます。

 現在の若者の投票率は、20代で60代の半分といわれています。『若者や若い世帯への手当てが少ない!』とか『年齢の上の人ばかり優遇される』など、国が実施する補助や手当て等について意見が出ることがありますが、この投票率をみれば原因は明らか?聞える声の大きいほうが取り上げて貰えるのは当然なのかもしれません。勿論一概には言えませんし、そもそも若年層は総数が少ないのです。だからこそ意識的に声を上げなければ、世の中には響きません。権利が有る以上、出来る主張はすべきだと言えるでしょう。その主張こそが『投票』です。参政する気の無い人が、国の政策に意見できるはずもありません。文句や諦めを口にするくらいなら、難しいことではありませんから投票に行くべきでは?

 2013年に行われた前回の参院選の投票率は、52.61%。自分の1票では何も変わらないと思っている人も、その全員が投票すれば大波乱も起きるということです。

 後の3年という近未来をどう捉えるか。原発廃止・改憲・TPP・沖縄基地問題・消費増税・被災地支援・金利政策・少子化や待機児童問題その他、多くの課題が山積する中でどの党の意見が一番自分の考えに近いのか。とはいえ、実行力があっても意見が違う。意見が同じでも勢力が小さい。など支持政党の選択は難しいものです。ちょっとお見合いにも似た作業に感じます。人を見る目は経験有るのみ。まずは前向きに向き合ってみては如何でしょう。