中日新聞一面が繋いだご縁

新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

中日新聞 豊橋西部専売店 鳥居新聞店です。

東日本大震災から次の3月で11年が経つ。

先日、一人のお客様が来店された。

2020年3月11日付け中日新聞朝刊一面に、奇跡の一本松で知られる、岩手県大槌町の被災したジャズ喫茶が紹介された。

来店されたそのお客様は当店の中日新聞購読者様で、そのジャズ喫茶のオーナー様が旧知の人物だと言う。そして、その記事には、新城市出身の男性が、コレクションのジャズレコードを送ったとある。

読者様は、この地域の出身であるその男性と連絡を取れないものかと、オーナーの娘さんに頼んだところ、快く教えてもらえたそうだ。

すると、この男性は現在、新潟県在住とのこと。地元のドラゴンズファンクラブの会報に、故星野監督や、当時の中村武選手、立浪和義選手と撮った写真が載るほどの熱狂的なファンだとわかった。

読者様は、日々、中日新聞本紙のドラゴンズ記事を切り抜いてファンクラブ宛てに送ってあげていたそうだが、今回、中日スポーツのドラゴンズ記事の切り抜きを送りたいと当店に相談に来られた。

この心温まるお話に、是非とも当店として協力いたしたく、中日スポーツの紙面を提供させていただくことにした。

長年、新聞販売店を経営していて、お客様の日常に少しはお役にたてているのかなと思うことは少なくないが、今回、一面に掲載された記事と当店のお客様のご縁が繋がり、更には、ドラゴンズ愛の応援へと発展したことは、本当に感動的だった。

「〇〇が結んだご縁」という話はよく耳にするが、新聞記事が結んだご縁、そのご縁に少しでも自身が関わることができ、うれしくもあり、誇りに思う。

そして改めて、新聞販売店の仕事ができることに感謝し、これまで以上に「お客様との繋がり」を大切にしていこうと思うことができた。

 

豊橋西部専売店

店主 鳥居謙二